IBITは、ビットコインを保有し、その価格の値動きへの連動を目指す米国の上場信託商品です。先物による投資ではなく、現物ビットコインを裏付けとし、CME CF Bitcoin Reference Rateのニューヨーク版を基準に評価します。証券口座で米ドル建ての持分を売買でき、保管を自分で行う必要はありません。ビットコインは24時間動く一方、持分は米国取引所の売買時間に従い、経費も価格に影響します。
歴史・経緯
IBITは2024年1月5日に設定されたビットコインの上場信託で、NASDAQに上場しています。ビットコインを直接保有する商品の登場により、投資家は証券口座の中で現物ビットコインの価格への投資を組み込めるようになりました。
先に普及したビットコイン先物を使うETFとは異なり、信託が現物ビットコインを保有します。先物の限月交代ではなく、ビットコインの保管と基準価格による評価が商品の土台です。ビットコイン市場は週末も動きますが、持分の取引時間は証券取引所に従います。
参考資料:iShares:IBITの概要
このボードでの見比べ方
BTC/USDとNASDAQ 100を並べ、ビットコイン固有の値動きか、成長株も含むリスク資産全体の値動きかを見比べます。ビットコインとNASDAQ 100が一緒に上がる局面では、金利や資金のリスク選好を確認します。ビットコインだけが大きく動く場合は、暗号資産市場の材料に注目すると読みやすくなります。
BTCは週末も取引される一方、IBITは米国取引所の時間に従います。週末や夜間のビットコインの変化は、次の開場時にIBITの価格へまとめて反映されることがあります。二つの線を同じ時計の連続データと考えず、取引時間と基準価格の違いを意識して比較するのがポイントです。
関連グラフ:BTC / USD · NASDAQ 100 · USD / JPY