銅は導電性と加工性に優れ、電線、建築、電子機器、電力設備など幅広く使われる金属です。景気や建設・電力網への投資は需要の手掛かりとなり、鉱山供給や在庫も価格に関わります。このチャートは銅を参照する満期のない無期限契約の価格で、現物や限月先物と一致するとは限りません。契約価格との乖離に応じた資金調達料が参加者間で授受されます。
歴史・経緯
銅の先物市場は、鉱山から精錬、電線や機器の製造へと続く実物の供給網に、将来の価格を取引する場を加えたものです。銅を売る側には販売価格の下落、使う側には仕入価格の上昇という異なる課題があり、共通の契約条件が双方の価格管理を支えます。
COMEXの現在のHigh Grade Copper先物は1988年7月29日に取引を開始しました。受渡し対象を規格に合う電気銅カソードに定め、異なる品質の銅を一つの価格に混ぜない設計です。この開始日は現在の高品位銅契約のもので、世界の銅取引すべての起源ではありません。このチャートは銅の無期限契約で、COMEXの受渡し義務を持つ限月先物とは区別されます。
参考資料:CME:先物取引の開始日 · CME:銅の契約仕様
このボードでの見比べ方
金と原油を並べ、景気・産業活動の材料と、防御的な資産への評価を比べます。銅と原油が強く金が弱い場面、金が強く銅が弱い場面を分けると、景気と供給のどちらを調べるかが整理できます。
豪ドルドルやCaterpillarも添え、資源価格、通貨、機械企業に同じテーマが広がるかを追います。銅だけの急変では鉱山・在庫などの固有材料へ焦点を絞ります。ここでの銅は参照契約価格なので、現物市場の需給資料と合わせて使います。
関連グラフ:ゴールド · WTI原油 無期限先物 · AUD / USD · Caterpillar
公式資料:CME:銅 / CME: copper