7万円を越えて引け、買いは幅広い銘柄へ
10月6日の東京市場は続伸し、日経平均は70,683.98円と前営業日比737.12円高、TOPIXは4,183.56と38.34ポイント高で引けた。上昇率はそれぞれ1.05%、0.92%。岩井コスモ証券の大引け解説が示す確定値による。前日に大きく上昇した後も7万円台を終値で確保したことは、節目での利益確定を追加の買いが吸収した結果と読む。日経平均だけが突出した上げではなく、TOPIXも近い上昇率となり、相場を支える銘柄の広がりが見える。
東京市場に持ち込まれた追い風は、前夜の米国ハイテク株高と、国内のAI・半導体企業の業績期待だった。一方、前日の急騰で短期的な過熱への警戒が強まり、長期金利の上昇も成長株の評価を抑える材料になっていた。フィスコの寄り付き概況によると、日経平均の始値は69,954.61円と小幅高だった。海外株高を受けて一気に上放れるのではなく、買い材料と利益確定がぶつかるところから一日が始まった。
朝の上昇は一度途切れ、後場は押し目が浅くなる
掲載チャートの前場では、日経平均が寄り付き後に上下し、朝の上昇をそのまま伸ばし続ける形にはなっていない。TOPIXも前場の高い位置を試してから戻しており、買いの勢いは途中で弱まった。前引けは日経平均70,081.53円、TOPIX4,163.61。朝から株価を追い上げる理由はあったが、金利への警戒と前日の上昇後の売りをこなす時間が必要だったと考える。株式の横軸には昼休みがあるため、前場末から後場初めへの水準の変化を、連続取引中の瞬間的な急騰と読まないことも大切だ。
フィスコの後場寄り付き概況では、午後の始値は70,230.80円で、前引けを上回っていた。この段階では国内金利上昇がなお警戒材料とされていたが、大引け解説は10年国債入札を無難に通過したことが安心感をもたらしたと伝えている。金利がさらに上がるリスクへの警戒が和らぎ、業績期待を理由に株を買いやすくなった、という説明が後場の持続的な上昇に最もよく合う。入札の発表と特定のチャートの点が同時だったとはせず、午後の買いを支えた材料として捉える。
チャートでは、後場に入って日経平均が水準を切り上げ、概ね午後2時以降も高い位置を保っている。TOPIXも後場に上向き、最後にやや押されながら上昇を維持した。前引けから大引けまでの日経平均の上昇は602.45円、TOPIXは19.95ポイント。日経平均は午後に強さを増し、TOPIXも追随した。朝の高値を試して失速した局面と比べ、午後は反発後の売りが浅く、買いが継続した点が違う。前場の往来と後場の積み上げを分けて見ると、終値の上昇率だけでは見えない相場の改善が分かる。
金利とドル円は、株式とは違う時間軸で読む
日経平均の後場の上昇幅は前引けから約0.9%に達するが、画像では時間をかけた上昇が中心で、一本の垂直な変化に単一の発言を結び付ける形ではない。確認した国債入札通過とAI関連への買いを組み合わせると、金利への警戒が薄れるなかで成長期待が再び優勢になった流れとして理解できる。日本国債10年金利の画像は当日履歴に空白を含むため、その隙間を急変とみなしたり、細かな時刻を埋めたりはしない。
ドル円の24時間チャートは、途中で下押しした後に右側で持ち直している。株式の午前9時から午後3時30分までの軸とは範囲が違い、為替の谷に東京市場の正確な時刻を割り当てることはできない。後場寄り付きの報道では157円90銭から158円程度で、午前9時ごろとほぼ同水準だった。したがって午後の株高の主因は大幅な円安ではなく、金利警戒の緩和と国内企業の成長期待とみるのが妥当だ。為替の持ち直しは輸出企業への追加の支えとして読めるが、株式の上昇をすべて為替で説明しない。
主要指数終値
- 日経平均70,683.98 +1.05%
- TOPIX4,183.56 +0.92%