ダウが先導、ハイテクも持ち直す
10月9日の米国市場は主要3指数が反発した。ダウ平均の上昇率が最も大きく、S&P 500とNASDAQ 100が続いた。前日のハイテク売りから買い戻しが進む一方、成長株だけに資金が集中せず、幅広い銘柄を選ぶ相場だった。
AP通信によると、Humanaは医療保険プランの品質評価を好感して上昇した。個別企業の収益見通しを買う動きが、金利への警戒を上回る支えになったと読む。原油と金利の不安が消えたから全面高になったという説明では、指数間の差を捉えにくい。
朝の急落を吸収、午後まで買いが続く
当サイトの株価チャートでは、NASDAQ 100は寄り付き直後に約0.5%規模で急落したが、その後は上下を重ねながら切り返した。S&P 500も朝の安値から徐々に水準を上げ、ダウは午後まで上昇を伸ばした。米東部時間の引け前には押し戻されたものの、朝の下げを一日中引きずる展開にはならなかった。
ミシガン大学の10月速報では消費者心理が46.3へ低下し、1年先のインフレ期待は4.7%へ上昇した。物価と借入費用の負担は残り、ハイテク株の朝の弱さを説明する背景になる。ただし寄り付き直後の下げを、この指標への発表後の反応とは扱わない。
ドル円の24時間チャートは途中で下振れしてから持ち直し、後半は高い水準でもみ合った。株価の午後の上昇に対し、為替は一方向に加速していない。株式では企業ごとの好材料と朝の売りを吸収する買いが勝り、NASDAQ 100の回復も続いたことが、この日の反発の特徴だった。
主要指数終値
- S&P 5007,811.54 +0.59%
- NASDAQ 10030,883.15 +0.51%
- ダウ平均51,654.95 +0.83%