半導体売りで朝安、幅広い銘柄は底堅い
10月9日の東京市場は日経平均が11.19円安と小幅に3日続落する一方、TOPIXは反発した。岩井コスモ証券によると、前日の米半導体SOX指数が3%超下落し、日本でも半導体株に売りが先行。日経平均は寄り付き後に900円弱下落したが、売り一巡後は持ち直した。米ハイテク株への警戒が指数寄与度の大きい銘柄に集中し、市場全体の弱さとは差が生じた一日だった。
フィスコの前場報告も、主力株が日経平均を押し下げる一方、TOPIXはプラス圏を維持したと伝えている。ソフトバンクグループやキオクシア、光関連株が重荷となり、ファーストリテイリングも決算発表後に下落。反対に、業績見通しの上方修正と増配を発表したローツェなどには買いが向かった。
後場の回復は続くが、日経平均はわずかに届かず
当日チャートでは日経平均が午前の安値から約0.5%以上切り返し、後場も上昇基調を維持した。TOPIXも午後に高値を切り上げており、朝の売りが全面安へ波及する形ではなかった。好決算株や保険・ソフトウェア株への買いが、半導体の重さを吸収したとみる。日経平均は一時プラス圏へ浮上したが、引けでは前日終値をわずかに下回った。
プライム市場は値上がり1194銘柄に対し値下がり331銘柄。日経平均の続落という見出しより、買いの広がりが目立つ。ドル円は途中の下振れから戻したものの、株価の回復は為替だけでなく、業績材料を選別する買いの持続として読むのが妥当だ。
主要指数終値
- 日経平均69,030.92 −0.02%
- TOPIX4,104.81 +0.33%