原油高と金利警戒で幅広く売られる
10月8日の東京市場は大幅続落し、日経平均は993.60円安となった。岩井コスモ証券によると、前日の米10年債利回りは一時5.36%へ上昇。原油高や対イラン交渉への警戒も重なった。借入コストと企業の仕入れ負担が同時に意識され、高値圏の株を持ち続けるより利益を確保する動きが優勢になったとみる。
日経平均とTOPIXのチャートは、寄り付き後に下落し、午前中の反発も限定的だった。銀行や資源関連まで売りが広がり、TOPIXの下落率は日経平均を上回った。半導体だけの調整ではなく、金利高止まりと景気への不安が市場全体を押し下げた一日だ。
後場の戻りは続かず、終盤に再び下落
後場は両指数が戻したが、14時台後半から引けにかけて約0.5%規模の下落が見える。TSMC公式カレンダーは9月売上の発表を台湾時間13時30分、日本時間14時30分に予定していた。岩井コスモ証券は、午後発表の売上が前月比マイナスとなり、終盤の売りを重くしたと報じた。発表後の時間帯で戻りが崩れた形は、半導体需要への強い期待が小幅な減速にも敏感になっていたことを示す。
翌日のSQ算出を控え、押し目を買う動きも勢いを欠いた。日経平均は当日安値で終了し、東証プライムの値下がり銘柄は4分の3を超えた。一部の好業績株が買われても、相場全体の反転にはつながらなかった。ドル円は途中で下振れから戻したが、株式の終盤安を食い止める支えにはならなかった。
主要指数終値
- 日経平均69,042.11 −1.42%
- TOPIX4,091.46 −1.51%