半導体への売りが日経平均を押し下げる
10月13日の東京市場は日経平均が4日続落する一方、TOPIXは続伸した。野村證券掲載のNQNによると、中国メモリー大手CXMTの新製品開発の進展が伝わり、競争激化への懸念から前日の米半導体株が下落。東京でもキオクシア、ソフトバンクグループ、アドバンテストが売られた。半導体・AI関連の比重が大きい日経平均に、成長期待の見直しが集中した。
午前の急落から、午後は下げ幅を縮小
当サイトのチャートでは、日本時間の寄り付き直後に日経平均が急落し、午前後半まで安値を探った。約0.5%を超える朝の下げを説明する材料は、取引前のフィスコの8時43分の報告にもある。米半導体株安とシカゴ先物の下落が既に確認されており、東京の寄り付きは海外の悪材料を織り込む局面だった。前場の売りが一巡すると、昼休み後は戻りを試し、終盤まで下げ幅を縮めた。ただし前日水準には届かず、半導体の買い直しは限定的だった。
銀行・商社への買いが相場を支える
NQNは銀行、商社、石油関連株への買いを報告している。TOPIXの午後の回復は、半導体以外に買い先が広がった結果と読むのが妥当だ。中東の攻撃で原油供給への不安が強まり、燃料費の増加は日本企業に重荷となる一方、石油関連には追い風となった。ドル円は24時間のグラフで後半に軟化しているが、株価とは横軸が異なり、午前の株安と同時の急変とは読めない。市場全体の投げ売りではなく、半導体から他業種への選別が鮮明な一日だった。
終値の出典
野村證券/NQNの10月13日大引け報告。
主要指数終値
- 日経平均67,777.52 −1.82%
- TOPIX4,110.67 +0.14%