じぶんの株価

米国株は3指数そろって上昇 原油高一服とAI株への買いが支え

2026年9月25日の米国市場。S&P 500は7,743.41で0.51%高、NASDAQ 100は30,608.13で0.42%高、ダウ平均は51,828.62で0.93%高。米ドル/円も表示したグラフ。

9月25日の米国株式市場は主要3指数がそろって上昇した。S&P 500は7,743.41ポイントで前日比+0.51%、NASDAQ 100は30,608.13ポイントで+0.42%、ダウ平均は51,828.62ドルで+0.93%となり、特にダウの上昇が目立った。

取引序盤は各指数とも上下に振れる不安定な動きとなったが、その後は持ち直した。S&P 500とNASDAQ 100はプラス圏を維持しながら推移し、ダウ平均は中盤に水準を大きく切り上げ、3指数とも終盤まで底堅く推移した。

市場を支えた材料の一つが原油価格の上昇一服だった。AP通信は、原油価格の低下によって株式市場への圧力が和らいだと報じている。

また米国債利回りも前日の高水準から落ち着きをみせた。Reutersの報道では、AI関連株への買いが続き、Microsoftが新たなCopilot機能を発表したことを受けて同社株が上昇し、S&P 500を押し上げた。Reuters配信記事(MarketScreener掲載)

正午前後の切り上げを、午後も維持

米東部時間のチャートでは、寄り付き後の上昇が10時台前半にいったん崩れ、その後も11時台までは上下動が続く。転換点は正午前後で、主要3指数がそろって水準を切り上げた。S&P 500とNASDAQ 100はその後おおむね横ばいを保ち、引けにかけてもう一段戻す。ダウも同じ時間帯に上がったうえ、終値の上昇率ではほかの2指数を上回った。朝の不安定さが、午後には高い価格帯での安定へ変わった一日だ。

当日のReutersの報道は、AI関連への期待と中東交渉への期待を買い材料に挙げている。原油を巡る不安が和らぐなかで、企業の成長材料を再評価する余地ができたと考える。正午前後の反発は、朝の売りを吸収したあとに、こうした材料を背景とする買いが優勢になった転換として読む。

ダウ優位は、AIだけでない買いの広がり

NASDAQ 100の上昇だけなら、大型テクノロジー株への集中した買いでも説明できる。しかしこの日はダウの上昇率が最も大きい。AI関連の好材料が出発点でも、相場の受け止め方はハイテクだけに閉じず、幅広い大型株へ広がったとみる。原油や金利に対する警戒の緩和は、長期の成長期待だけでなく、企業の費用負担や景気の先行きにも好影響となるためだ。

ドル円のチャートには24時間の範囲で下向きの動きがあり、ドル高一辺倒の相場ではなかった。株高とドル安が併存するなら、米国の景気が強いから買うという説明より、金融環境への警戒が和らいでリスクを取り直すという解釈が整合的だ。午後の株価が反発分を保ったことも、この買い直しが一瞬の反応だけではなかったことを示す。次の取引では、原油が再上昇してもこの高い価格帯を維持できるかが重要になる。上昇の理由と、その理由が失われたときの耐久力を分けて見る必要がある。

主要指数終値

  • S&P 5007,743.41 +0.51%
  • NASDAQ 10030,608.13 +0.42%
  • ダウ平均51,828.62 +0.93%