じぶんの株価

日経平均は2,203円高 マイクロン決算で半導体株に買い集中

2026年10月1日のグラフ。日経平均、TOPIX、日本国債10年金利、米ドル/円を表示。

半導体株が主導する大幅続伸

1日の東京市場は日経平均が大幅続伸し、前日比2,203.00円高の68,956.72円で引けた。上昇率は3.30%。TOPIXは23.33ポイント高の4,131.98、0.57%高だった。岩井コスモ証券の大引け市況によると、日経平均は終値で8月17日以来の高値水準を回復した。

主役はAI・半導体関連株だ。共同通信(OANDA掲載)は、日本時間1日朝のマイクロン決算でAI向け需要の拡大が確認されたと報じた。需要が企業の売上につながっていることが、関連株の利益成長への期待を強めたとみる。日経平均のチャートは午前に上昇し、後場も高値を切り上げた。決算を評価した買いが一日を通じて続いた形だ。

円安が支え、物色は選別的

為替も追い風となった。ザイFX!/DZHフィナンシャルリサーチの10時市況では、米10年債利回りが時間外で5.30%台に上昇。日銀の主な意見は追加利上げに前向きだったが、10月の連続利上げを示す材料はなく、短観も大企業の製造業・非製造業とも予想をやや下回った。午前の円安は、日米金利差がすぐ縮むとの期待が弱まった動きと捉えられる。

ただし買いは市場全体に均等には広がっていない。岩井コスモ証券によると、プライム市場の値上がり750銘柄と値下がり747銘柄はほぼ同数。指数の上昇幅の差は、半導体関連の値がさ株への集中を映す。全面高というより、AIの成長期待を選別して買う一日だった。

前場も後場も上がった日経平均

日経平均のチャートは、寄り付き後の9時30分から11時ごろにかけて上昇が続き、後場も12時30分から14時30分ごろまで水準を切り上げる。朝の一段高だけで終わらず、午前と午後の両方に買いが入った。これに対してTOPIXは朝に前日終値を下回る場面があり、前場の後半に基準線へ戻し、後場になってようやくプラス圏を固めた。二つの線は同じ方向でも、出発点と上昇の強さが大きく異なっている。

Micronの決算と見通しが示したAI関連需要の強さは、半導体や関連する大型株への評価を押し上げる材料になる。日経平均は値がさ株の影響が大きいため、この材料が指数へ強く出たと読む。終値の上昇率の差は2.73ポイントに達しており、日本株が一律に3%超上がったと受け止めるべきではない。半導体を中心とする成長期待が、指数の構成によって違う強さで表れた一日だった。

午前の円安が、成長株の買いを補強

当日の10時時点の為替報道では、米金利の上昇と、日銀の10月連続利上げを示す材料が出なかったことがドル円を支えた。株価の上昇が続く午前に円安も進んだ点は、半導体需要への期待に為替面の追い風が重なったという解釈に合う。日銀が引き締めの姿勢を撤回したという意味ではなく、すぐ次の会合でさらに上げるとの警戒が強まらなかったことが、目先の円買いを抑えたと考える。

ただし、円安だけなら輸出関連へもっと均等に買いが広がってもよい。日経平均とTOPIXの大きな差、値上がりと値下がりの銘柄が近い数だったことを合わせると、相場の主役はやはりAI・半導体関連への集中した需要だ。チャートが右肩上がりでも、市場の内部まで一様に強いわけではない。翌日の見どころは、主役の銘柄が上昇を維持することと、TOPIX側にも買いが広がることの両方になる。後者が伴えば上昇の裾野が広がり、伴わなければ少数の大型株への依存が続く。

主要指数終値

  • 日経平均68,956.72円 +3.30%
  • TOPIX4,131.98 +0.57%