VTIは、米国の大型株から小型株まで約3,500銘柄を保有し、Morningstar US Total Market Indexへの連動を目指すETFです。幅広い業種を含み、保有比率は各社の時価総額に応じて決まります。大型企業の影響が大きい一方、中小型企業の動きも取り込み、米国株式市場全体を広く捉える設計です。
歴史・経緯
VTIのETFとしての設定日は2001年5月24日です。米国の大型株だけでなく中小型株もまとめて保有できる、株式市場全体への投資手段として登場しました。連動対象は当初のDow Jones系指数からMSCIへ、2013年にはCRSPへ移りました。商品が同じティッカーで続いていても、ベンチマークには変更の歴史があります。
参考資料:Vanguard:VTI資料
このボードでの見比べ方
VTIとS&P 500を並べると、米国株を大型企業中心で見る場合と、中小型企業も含めて見る場合を比較できます。ただし、VTIも時価総額を基礎に構成されるため、銘柄数が多いからといって大型企業の影響が小さくなるとは限りません。両者が似た線を描く場面でも、投資対象の範囲まで同じという意味ではありません。
比較するときはETFの価格と指数のポイント数ではなく変化率を使います。また、ETFの市場価格と保有資産の純資産価値は同じものではなく、分配金を含めた長期の投資成果も、日々の価格チャートだけでは表せません。このボードではまず日中の方向や相対的な強弱を確認し、長期比較では運用会社が示す配当・分配金込みの成績を別に確認すると整理できます。
関連グラフ:S&P 500 · 米国グロース株(VUG) · 米国バリュー株(VTV) · 米国外株(VXUS)
公式資料:VTI